僕は鬱になった。 そして太陽と出会った 〜その壱〜

10年前僕は鬱になった。

パニックになり、罪悪感に苛まれ
家から出られなくなった。
仕事はおろか、電車すら乗れない。
夜は寝ることが出来ず、むしろ
夜が怖くてたまらなくて
寝ても悪夢を見て泣き喚きながら
その声で目覚めることもあった
ご飯が食べられず、あっという間に一ヶ月で5キロ痩せ、生きてるということが苦痛でしかなかった。


そうなった原因は



失恋。




鬱になった原因が失恋というと鼻で笑う人もいる。


だけど、当時の僕にとっては

全てを失った感覚だった。


恋をして、そして
本気で人を愛しようとすることは

生きていく上で大きなテーマなのだ。


そこまで本気で誰かと向き合って、失った繋がりを取り戻そうとするのは素晴らしいことだけど、

一番大切な人を倖せに出来なかった後悔
一番大切な人を裏切った様な罪悪感

もはや、僕は罪を犯したと想っていた。
そういう人に生きる資格ないでしょ?

そんなことばっかり頭を過る

だから、

どうすればその罪が償えるか?


その答えが知りたかった



だけど、
別れた理由は浮気とか、そういう類のことではない。


フられてから気付いた僕の罪は

当時の彼女を無条件で愛さなかったということだったのだ。



自分の求める愛の形に彼女を嵌め込めようとするんだ

そして、それが愛でしょ?って教えようとするんだ

あなたは間違ってるよ?
ほら、この形が正解だからやってごらん?
なんで分からないの?
何回同じこと言えば分かるの?
僕はあなたを愛してるんだから
あなたも僕を愛してよ…


まるで愛に飢えた小さい子供が
愛を求める様に

ひどい時は
正義を振りかざす独裁者が
人々を操ろうとする様に

僕は無意識に自分の中の問題を
全部彼女に投影していたんだ

それは、もはや愛なんかではなかった

それに気付いた僕は自分と向き合うことにした
1日中家に居た僕は部屋を掃除して
断捨離することに徹した

すると、昔描いたイラストや
自分の気持ちを綴る文書が次々出てきた

そのイラストや文書を見た時、
僕は同じ様に無条件で愛することが出来ずに、大切な人を失った経験を以前にもしていたことに気付いた

その5年前に
違った人に対して同じ様なパターンで
相手を愛しようとしていた
そして、やはりフられていた

徹底的に自分に矢印を向けた時
自分の行ってきたパターンに気付けた

でも、どうすればいいのか?


検討もつかない


どうすれば愛を取り戻せるか?






僕は旅に出ようと決めた



その旅先で人生を変える出来事が待っているとは知らずに




ダニーロ・強の軌跡

スペイン、イタリア、ポルトガル、ブラジル、日本の血を受け継いで ブラジルで生まれ育つ 11歳で日本デビュー 19歳で和太鼓の修行 21歳でバンド結成 25歳で鬱になる 28歳で定職を手放す 30歳で淡路島へ移り住む 32歳で呼吸法に命をかけると決断する 33歳で上京 ちょっと変わったダニーロ・強の人生の中で気付いた事、想いを綴るブログ

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